越の荒海【9個入】

60年前と変わらず、職人がお菓子に一つずつ日本海の冬の荒海をイメージした波を刷毛と筆を使い、すり蜜で描いています。

最上屋|越しの荒海

<越の荒海について>

昭和48年 第18回全国菓子大博覧会有功大賞受賞
最上屋3代目吉田順二が開発した越の荒海は、白餡に白胡麻、胡桃、レーズンをぜいたくに使い、良質のラードでこくの有る風味に仕上げ餡を口解けの良い皮で包み芳ばしく焼き上げました。

60年前と変わらず職人がお菓子に一つずつ日本海の冬の荒海をイメージした波を刷毛と筆を使い、すり蜜で描いています。


最上屋:越しの荒海


最上屋|越しの荒海

友恋ほし荒海かすみ

風もすさび、雪も深いはずなのを、Kさんからは一度もその土地の寒さの愚痴をいう言葉は出ない。
上京の度に必ず電話がかかり、会えば柏崎のたのしい婦人句会のこと。
仲間のむつまじいまじわりをくりかえし聞くのに、私もまたあちらの冬の日のことはたずねる気もしないでいたのはKさんはふるさとも、 それもまだ老母も健在の実家の庭つづきに住む人であれば、ほんとにわが町の嘆きなど、私もまたKさんの明るい表情に、安心してついて行けるのである。

「荒海」はその人たちの町の菓子、仕事熱心なあるじを告げて、Kさんの瞳がいきいきとすれば、私にも菓舗のある町筋がいつか描きだされて来るのだった。
指にふれ、手に取りあげるときに、私たちはすぐにその菓子の味を、おおかた感知しているとはいえないかしら。
「荒海」の気品と量感にそのことを考えた。
形もよい。菓子にはやさしい名をつけるもののように思っていたのに、これは逆にいって効果をあげたもの。
しぶきをあげる越の荒海を、好ましく眺めての菓子のかたち、それにこもる餡の量さである。
包装も清楚。



■特定原材料等:小麦粉、卵、乳、胡桃
■内容量:9個入り
■賞味期限:14日

販売価格
1,739円(内税)
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